エラーコード111が表示される原因を正しく把握しよう
①断水・水圧低下が最も多い原因

給湯器にエラーコード「111」が表示される
最も一般的な原因は断水または水圧の急激な低下です。
給湯器は給水口からの水圧が
一定値を下回ると安全装置が
作動し燃焼を停止します。
断水中や水道工事中は水圧が著しく
低下するためこのエラーが発生しやすくなります。
近隣で水道工事が行われている場合や、
マンション・アパートの受水槽に問題が
ある場合も水圧が一時的に低下することがあります。
エラーが出た際はまず水道の蛇口をひねって
水が出るかどうかを確認してください。
水道が正常に出ている場合は断水以外の原因が考えられます。
水が全く出ない場合は地域の断水情報を確認し水道が
復旧するまで待つことが必要です。
水道局や自治体のウェブサイト・電話で断水情報を確認しましょう。
断水が原因であれば復旧後にリモコンのリセット操作を
行うだけで解消します。しかし断水ではないのに
エラーが出る場合は別の原因を
一つずつ確認していく必要があります。
✅ 確認
断水・水圧低下が原因の場合は水道の復旧を待てばエラーは自然に解消されます。無理に給湯器を操作しようとせず、まず水道側の状況を確認することが先決です。
②止水栓・元栓の閉まりすぎ

給湯器のエラー111は止水栓や元栓が完全に
閉まっているまたは絞りすぎていることで発生することがあります。
水道メーターの近くにある元栓や、給湯器の近くに
ある止水栓が何らかの原因で閉まってしまうと
給湯器に水が供給されなくなりエラーが発生します。
引越し直後や水道工事後にエラーが出た場合は
特に疑ってみてください。
水道業者が作業後に元栓を完全に戻し忘れるケースや、
家族が誤って止水栓を閉めてしまうケースがあります。
止水栓・元栓の確認方法は、メーターボックス内の
元栓または給湯器付近の止水栓を確認し、
ハンドルまたはレバーが「開」
の状態(水平)になっているか
どうかを確認します。
ハンドルが縦向きになっている場合は閉まっています。
止水栓は経年劣化でハンドルが
硬くなっていることがあります。
無理に回すと破損する恐れがあるため
動きが悪い場合は専門業者に
相談することをおすすめします。
💡 ポイント
止水栓を開けた直後は配管内の空気が抜けるまで水の出が悪いことがあります。1〜2分ほど流し続けると安定しますので慌てず様子を見ましょう。
③給水フィルターの目詰まり

給湯器の給水口にはストレーナー(給水フィルター)が
設置されており水中の異物や錆を除去しています。
このフィルターが汚れや錆で目詰まりを起こすと
給水量が不足してエラー111が発生することがあります。
給水フィルターの目詰まりは築年数の古い建物や
水質の悪い地域で特に発生しやすい傾向があります。
フィルターの清掃は比較的簡単で、
給湯器の給水口部分のキャップを
外してフィルターを取り出し水で洗い流すだけです。
フィルターを取り外す前に必ず給湯器への
給水を止める(止水栓を閉める)必要があります。
フィルターを外す際は水が飛び出すことが
あるためタオルや布を当てながら
作業してください。
フィルターに錆や汚れが多く付着している場合は
薄めた食器用洗剤に10〜15分浸けてから
歯ブラシで優しくこすると効果的です。
洗浄後はしっかりすすいでから元に戻してください。
⚠️ 注意
給水フィルターの清掃は自分で行えますが、給湯器の内部に触れる作業は行わないでください。誤った分解は故障や水漏れの原因になります。不安な場合は業者に依頼しましょう。
④凍結による給水停止

冬場の寒い朝にエラー111が出る場合は
給水管の凍結が原因の可能性があります。
気温がマイナス4℃以下になると配管内の
水が凍り始め給水が完全に停止することがあります。
特に屋外に露出している配管や北側に
設置されている配管は凍結しやすいです。
凍結の確認方法は、給湯器付近の露出配管を触ってみて
異常に冷たく感じる部分がないかを確認してください。
凍結している部分はビニール管であれば膨らんでいたり、
金属管であれば霜がついていたりすることがあります。
凍結した配管の解凍方法は配管にタオルを
巻いてぬるま湯(50℃程度)をゆっくりかける方法が安全です。
急激に熱湯をかけると配管が破裂する恐れが
あるため絶対に熱湯は使わないでください。
自然解凍を待つ方法も有効です。
凍結が解けて水が流れるようになったら
まず水漏れが起きていないかを確認して
から給湯器のリセットを行ってください。
凍結により配管が破裂している場合は
すぐに元栓を閉めて専門業者に連絡が必要です。
⑤給水配管そのもののトラブル

断水・止水栓・フィルター・凍結のいずれにも
該当しない場合、給水配管自体のトラブル
(老朽化による内部詰まりや破損)
が原因の可能性があります。
特に築20年以上の建物では鉄製配管の
内部が腐食・錆で狭くなり水圧が
低下するケースがあります。
給水配管の問題は目視で確認することが
難しく専門的な調査機器が必要な場合があります。
自分で確認できることは限られているため他の
原因を除外しても解決しない場合は
専門業者による調査が必要です。
配管の老朽化による詰まりは一時的に改善しても
すぐに再発することが多いです。
この場合は配管の更生工事
(内側をコーティングして再生する工法)
または配管の交換工事が根本的な解決策となります。
💡 ポイント
エラー111が頻繁に繰り返す場合は給湯器本体だけでなく給水設備全体に問題がある可能性があります。水道業者と給湯器業者の両方に相談することで原因の特定がスムーズになります。
⚠️ 給湯器のトラブルは早めの対応が重要です
出張・見積もり・キャンセルはすべて無料です。
エラーコード111を自分で解消する対処法
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①まず断水・工事情報を確認する

エラー111が表示されたとき最初にすべきことは
断水や水道工事の情報を確認することです。
自宅の蛇口をひねって水が正常に出るか
どうかを確認し、水が全く出ない場合は
断水が疑われます。
断水情報は地域の水道局ウェブサイト、
市区町村の公式SNS、または水道局の
お客様センターで確認できます。
計画断水であれば終了時刻の目安が
分かります。緊急断水の場合は
復旧時間が未定のこともあります。
マンションやアパートにお住まいの場合は
建物の受水槽のポンプ故障が原因で水圧が
低下することがあります。
管理組合や管理会社に連絡して状況を確認しましょう。
断水情報を確認して原因が明らかになれば
無用な業者への連絡や不要な修理費用を
避けることができます。
まず情報収集を優先してください。
💡 ポイント
スマートフォンで「(お住まいの市区町村名)断水情報」と検索すると最新の情報をすぐに確認できます。水道局のSNSアカウントをフォローしておくと通知で知らせてもらえて便利です。
②止水栓・元栓の開閉を確認する

断水情報がない場合は次に止水栓と元栓の状態を
確認します。
給湯器に通じる止水栓は給湯器本体の
近くまたは給湯器専用の配管に設けられています。
機種によって位置が異なるため
取扱説明書で確認してください。
止水栓のハンドルが「閉」方向(縦向きまたは垂直)
になっている場合は「開」(水平)に
なるよう回してください。
ハンドルタイプは90度回転させることで
完全に開閉します。
スピンドル式(ネジを回すタイプ)
の止水栓は反時計回りに回すと開きます。
元栓は水道メーターと一体になっている
ケースが多くマンションでは
玄関ドア付近のパイプシャフト内や
メーターボックスの中にあります。
一戸建ての場合は敷地内のメーターボックスに収納されています。
✅ 確認
止水栓を開けてから給湯器のリセットを行いエラーが消えて正常に動作するか確認してください。止水栓を開けた後はエアが抜けるまで少し時間がかかることがあります。
③給水フィルターを清掃する

止水栓・元栓の状態に問題がなくエラー111が
続く場合は給水フィルター(ストレーナー)
の清掃を行います。
まず給湯器の止水栓を閉め給水が
止まった状態でフィルターを取り出します。
給水フィルターは給湯器の給水口部分に
あるキャップ状のパーツの中に収まっています。
モンキーレンチやプライヤーでキャップを
外し(手で回せる場合もあります)中の
フィルターメッシュを取り出してください。
フィルターは流水で洗い流し細かい
メッシュ目が詰まっている場合は歯ブラシで
優しくこすって汚れを落とします。
薄めた食器用洗剤を使っても
構いませんがすすぎをしっかり
行ってください。
清掃後はフィルターを元に戻し
止水栓を開けてからリセット操作
を行います。
⚠️ 注意
フィルターを取り外す際に水が飛び出る可能性があります。作業前にタオルや桶を用意し水が飛び出しても対処できるよう準備しておきましょう。
④凍結時の安全な解凍方法
冬季にエラー111が発生し配管の凍結が
疑われる場合は正しい解凍方法で対処してください。
間違った方法では配管破裂や給湯器の損傷を招く恐れがあります。
最も安全な解凍方法はぬるま湯(30〜40℃程度)
を配管にゆっくりとかける方法です。
熱湯(70℃以上)は使用しないでください。
急激な温度変化で配管が膨張・破裂する危険があります。
ヒートガンを使って温める方法も
ありますが樹脂配管やプラスチック部品に
直接当てると溶ける恐れがあるため注意が必要です。
電気式のパイプヒーターや保温テープを
使う方法は凍結予防と解凍の両方に効果的です。
自然解凍を待つ方法も有効です。
気温が上がれば自然と解凍されます。
解凍後は必ず水漏れがないか
確認してから給湯器のリセットを行います。
⑤それでも解消しない場合の対処

上記の対処法をすべて試しても
エラー111が解消しない場合は
給湯器本体の内部部品の故障が疑われます。
水流センサー・圧力センサー・電磁弁などの
内部部品が故障すると水圧が正常でも
エラーが発生することがあります。
この場合は自力での修理は困難なため
メーカーのサポートセンターまたは
専門業者に連絡して点検を依頼してください。
その際エラーコードの番号・どのような状況で
エラーが出るか・いつから発生しているかを
伝えると対応がスムーズになります。
給湯器の設置から10年以上が
経過している場合は内部部品の
経年劣化による故障の可能性が高まります。
修理費用が高額になる場合は新品への
交換も選択肢として検討してみましょう。
💡 ポイント
エラー111が断続的に発生する場合(普段は使えるがたまにエラーが出る)は水圧の変動が原因のことがあります。水道本管の圧力変動が大きい地域では減圧弁の設置や調整が有効な対策となります。
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エラー111の再発防止とプロへの相談
①水圧低下の根本原因を知る
エラー111が繰り返し発生する場合は
水圧低下の根本的な原因を特定することが重要です。
一時的な断水や止水栓の問題ではなく慢性的に
水圧が不安定な場合は給水設備全体に
問題がある可能性があります。
マンションや集合住宅では受水槽・高架水槽・加圧ポンプ
などの共用設備の不具合が原因のことがあります。
この場合は管理組合や管理会社に連絡し
設備の点検・修繕を依頼する必要があります。
一戸建て住宅では水道本管からの引き込み管の
口径が小さすぎる場合や老朽化した配管の
内部錆による流路の狭窄が水圧低下の
原因になることがあります。
これらの問題は水道局や設備業者による調査と工事が必要です。
減圧弁(水圧調整弁)が設置されている場合は
設定値が低すぎると給湯器が必要とする
水圧を確保できないことがあります。
専門業者に減圧弁の設定値を確認・調整してもらいましょう。
②給水フィルターの定期メンテナンス

エラー111の再発を防ぐために
効果的な対策の一つが給水フィルターの定期清掃です。
フィルターの清掃頻度の目安は水質が良い地域では
年1回程度、鉄分や不純物が多い地域では
年2〜3回が推奨されます。
フィルターの状態を確認するサインとして、
給湯器の点火までに時間がかかる・出湯量が
以前より少ない・エラー111が出始めた、
などがあります。
これらのサインが出た場合は早めに
フィルターを確認してください。
清掃時にフィルターが著しく破損している・メッシュが
破れている・腐食が進んでいる場合は
フィルター自体の交換が必要です。
純正品のフィルターは給湯器メーカーや
ホームセンターで入手できますが
型番確認を忘れずに行ってください。
✅ 確認
給水フィルターの清掃は定期点検のタイミング(年1回)にまとめて行うと管理しやすくなります。清掃の日付をカレンダーやスマホのリマインダーに登録しておくと習慣化しやすいです。
③凍結予防の効果的な対策

寒冷地や寒さが厳しい冬にエラー111が繰り返す場合は
凍結予防対策を強化することが根本的な解決策です。
凍結は一度起きると配管破裂などの深刻なトラブルに
発展するリスクがあるため予防が最重要です。
最も効果的な凍結予防策は保温材(断熱材)での
配管の保護です。屋外に露出している配管に
保温テープや保温カバーを巻くことで
外気温の影響を大幅に軽減できます。
ホームセンターで入手できる水道管用の保温材を使用してください。
給湯器には凍結予防ヒーターが内蔵されているものが多くあります。
凍結予防のためには給湯器の電源を
冬季は切らないことが重要です。
電源を切ると凍結予防ヒーターが
作動しなくなるため外出中や就寝中も
電源は入れたままにしてください。
長期間家を空ける場合(旅行・帰省など)は
給湯器の「水抜き」操作を行っておくとより安全です。
水抜きの手順はメーカーや機種によって
異なるため取扱説明書の「凍結予防」
または「水抜き」のページを確認してください。
④業者に点検を依頼するタイミング
自己対処でエラー111を解消できない場合や
エラーが頻繁に再発する場合は専門業者に
よる点検が必要です。
業者への依頼を検討すべきタイミングは
①自力でできる対処をすべて試しても解消しない、
②同じエラーが1週間以内に2回以上発生した、
③給湯器の設置から8年以上経過している、
のいずれかに該当する場合です。
業者に依頼する際はエラーコードの番号・症状の
詳細・給湯器の型番と設置年・実施した
自己対処の内容を事前にメモしておきましょう。
これらの情報を伝えることで診断・対応が効率的になります。
点検の際は修理だけでなく給湯器全体の
状態もチェックしてもらうことをおすすめします。
エラー111の原因となった部品だけでなく
他の部品の劣化状況も把握することで
突発的なトラブルを未然に防ぐことができます。
⚠️ 注意
業者への依頼は資格を持つ専門業者(ガス給湯器の場合はガス機器設置スペシャリスト等)であることを確認してください。無資格業者による修理は危険であり法律違反になる場合があります。
⑤まとめ:エラー111は原因を特定して対処しよう

給湯器のエラーコード111は断水・止水栓の
問題・フィルター詰まり・凍結・配管の老朽化など
様々な原因で発生します。
まず水が正常に出るかどうかを確認し原因を
一つずつ絞り込んでいくことが解決への近道です。
多くの場合、断水の解消や止水栓の
開放・フィルター清掃という自己対処で
解消できますが内部部品の故障や
配管の老朽化が原因の場合は専門業者への依頼が必要です。
自己対処で解決できる範囲とできない
範囲を理解したうえで対応しましょう。
エラーの再発を防ぐためにはフィルターの
定期清掃・凍結予防・定期点検の習慣化が効果的です。
給湯器は毎日使う重要な設備ですので日頃からの
メンテナンスで長く快適に使い続けましょう。
⚠️ 給湯器のトラブルは早めの対応が重要です
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